近江木の実の木の実気のまま

この数日でさらに寒くなり、最低気温が5度くらいになった。真冬感を感じる。先日中山美穂さんが入浴時に事故で亡くなり(50代)、そのあとに小倉智昭氏が亡くなった(77)。小倉さんはガンで闘病されていて最後の最後まで治療を頑張っていたようだった。2000年代に朝よく「特ダネ」を見ていて、お馴染みの好きなキャスターさんだった。興味関心の幅が広く、いつ寝てるんだろうと思う方だった。老後の楽しみみたいなことは身体が丈夫ならできるが、そうでなくなる場合が多いわけだから、「老後」になる前に、からだの動くうちにやってしまった方がいい、お金も使った方がいいと言われていた。そうだろうなと思う。大いに参考にしたい。
先月の「…名著」は「百人一首」。講師はアイルランド人のピータ―マクミランさん。来日してから日本の古典に惹かれ、「百人一首」を英訳し、評価されたとのこと。そこから日本の文化とその謎にハマッたようである。今さら百人一首と思ってしまうところだが、外部から発見される新たな魅力にみちみちていて面白い。マクミランさんの言葉を聞いているとそれがよくわかる。各歌の意味内容もわかった上でつかみ直せる。なるほどシンプルかつ普遍的な作品群である。百人一首は古典の歌やその伝統を自身に凝縮させているが、それだけではない。教育的見地からも興味深い。リメイクの文化も発展している。マクミランさんは英訳された上に、超訳とい
うことで現代語にもアレンジしている。とても面白い。さらには英語のカルタも開発した。すごい！