近江木の実の木の実気のまま

　くもり、雨が多い中、昨日は晴れてたので、よしと思い、近隣にお花見に行った。よく行くさくら公園である。家族は関心がうすく（飽きたらしく）一人で自転車に乗って出かけた。途中で缶コーヒーを買い、公園では屋根付きのテーブル＆チェアーに陣取った（あずまや？）。ちょうど満開を過ぎたころで風が吹くたびはらはらと花びらが舞っていた。人は少なかった。一服しながら写真を撮る位置をさぐる。このへんがいいかな、それともあっちか、うろうろし始めた途端、人が増え出した。犬の散歩をする人（みんな柴犬）、友人同士、カップル、家族・・・なので、あわてて景色をいくつかスマホに収めた。遊具が二つ三つあるけれど、広い公園ではないので、人がちょっと集まるだけで、所せまくにぎやかに見えてくる。お邪魔になりそうだったので、あずまやから、反対側のベンチに移動して、公園全体のさくらをぼんやりと眺めた。散歩の人同士で「柴ですか？」「柴です」みたいな会話をしてるのが聞こえてくる。生活の中でこんなふうにのんびりする時間はほとんどない。レアである。そこで持参したPHPのバックナンバーを出し、読んだりした（本類はどんな時でも持っていて隙間時間にパラパラするのが好き、というか習慣）。お花見だからPHPだなと勝手に思い（どういう理由？）持ってきたのだった。今日はまた雨。つくづく花の命はみじかけれ、である。