近江木の実の木の実気のまま

　劇団MUSESの次公演「nobody somebody」は役者さがしもあり延期としていたが、もろもろの事情で秋以降の再企画となった。いったん白紙。一個飛ばして次の次、という考えである。じゃ、次は何かということだが、静岡の「ぼんどしあたー」というところが夏にオムニバス公演をするということで、そこに参加申し込みをした。オムニバスは「浜松劇突」を参考にしたんではないかと思われるが、決まったシチュエーション（場所設定）で照明は地明かりのみ。３０分以内の作品。集まったのはなんと9団体。静岡の小グループがこんなにあったとは驚きだ。劇団MUSESも仲間入りさせてもらった。ただし、今回、作・演出は私でない。団員のひとりが名乗りを上げてくれた。初脚本、初演出である。いろいろあって、そのようになった。若い人にチャレンジしてもらいたいとは常々思っていたので、ちょうどよい機会でもある。存分に試してもらいたい。