二月になった。国会論戦も始まったが、裏金の実態解明などどこまでやるのか、疑わしいこと極まりない。ここのところ慣例やら因習やらよろしくないものが改められるというのが続いている。人権、男女の問題、マイノリティの問題・・そのあたりがだんだん啓蒙されてきているからだろう。遅きに失した感はあるが大事なことは押し進めなくてはなるまい(松本人志さんの問題もそうだが、権力者、立場上の強者はそこにのっからずに相手側への配慮がより必要だし、前提として啓蒙されていてほしい)(一般人も批判力を持ち続けることは必要。同時に批判力を養う教育も必要と思う)。
では、楽しい話題を。先月の「かけるクラシック」のテーマは「笑い」で前にも少し書いたが、最後の回に出て来たベートーベン「運命」第一楽章の歌詞乗せは傑作だった。前にも何かで聞いた気がするのだが、言葉をしっかり聞いたのは今回が初めて。家族が外食する風景を描いているが、何を食べるか注文するかを迷っている状況を歌詞にして、あのジャジャジャ ジャーンに乗っけるのである。乗っける言葉は「しろごはーん」「まぜごはーん」「松茸ごはーん」などなど。1楽章まるまる全部、ストーリーのように詞がついていて、まあ、とにかく面白い。誰の作か聞き逃したので配信で確認しよう。とにかく一推しです。詞ではないけれど、音を乗せたモーツアルトの「トルコ行進曲」。これは安田シスターズので、「ダバダバダ、ダバダバダ、ダバダバダ・・・」というやつ。よく耳にする。「キングズ・シンガーズ」の日本版である。オノマトペは日本語が得意とするところで、聴くと高揚感もある。自分で歌えたらいいのだが・・